「買った食材や日用品が重たくて持ち帰るのが難しい」
「赤ちゃんを抱えて買い物にいくのは大変」
近年高齢化や子育てなどで日常の買い物に不便を感じる方が増えています。経済産業省では平成26年度の段階で全国に700万人以上の買い物困難者がいると推計しています。
そこで買い物支援として広がりつつあるのが「移動スーパー」。
公園や団地、空き地のスペースなど自宅から身近な場所で、実物を確認しながらお買い物ができます。また屋外となるため3密回避で安心してお買い物ができる環境です。
今回は瀬谷区宮沢地区で始まった移動スーパーの取り組みをご紹介します。
瀬谷区宮沢地区では町をあげて、移動スーパーの試みが1月から始まりました。
場所は宮沢町第二公園(通称プール公園)。
公園の広場で販売車から下ろされた食材、日用品がずらりと並んでいます。

販売業者は株式会社アリア。地域密着の企業で、瀬谷区の他に旭区や泉区などで地域の要望に合わせた移動販売を行っています。


宮沢地区ではこの移動スーパーを地区別地域福祉保健計画の取り組みとして企画しました。企画は宮沢地区の連合自治会や民生委員、地区社会福祉協議会などで構成される「宮沢まちづくり推進委員会」にて進められました。
(令和元年9月ごろ撮影)
令和元年度地区内の全世帯を対象とした「買い物支援」「交流」をテーマとしたアンケート調査の結果、買い物に不便な地域があることがわかりました。
コロナ禍でしばらく企画が進められませんでしたが、「コロナ禍だからこそ安心して買い物ができる環境づくりを進めたい」との思いから、夏ごろから本格的に検討が始まり1月のトライアル販売を実現することができました。

宮沢地区では地域と企業がタッグを組んで運営をしています。
推進委員会では公園使用許可の調整や地域住民への丁寧な説明、周知を行ってきました。
また当日は会場設営、荷下ろし、会計補助、買い物かごの消毒などのボランティアをしています。
販売前後でアリアと打ち合わせを行い、売り上げやお客様から希望のあった品目の確認やお買い物しやすいレイアウトの検討等を行い、より地域の希望に沿った取組みへと昇華させています。


宮沢の移動スーパーはまだ始まったばかり。「コロナで暗い気持ちだったけど、屋外で安心して人と会えるし明るくなるような取組みだからぜひ続けてほしい」と訪れたお客様の声も。
地域の課題を地域の力で解決しようと、試行錯誤し実現した取組みでした。今後も宮沢地区の活動に要注目です。
今後の販売予定
【日時】
令和3年3月2日㈫11時30分〜12時30分
令和3年3月16日㈫11時30分〜12時30分
【場所】
宮沢町第二公園(瀬谷区宮沢1-58)
※雨天中止
※一緒に協力してくださるボランティアを絶賛募集中です。お近くの方でご興味がありましたら、ぜひケアプラザまでご連絡ください。
#ボランティア
#移動スーパー #瀬谷区
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☆横浜市二ツ橋地域ケアプラザ
住所:横浜市瀬谷区二ツ橋町83-4(区役所横)
電話: 045-361-9807
★担当エリア
三ツ境、宮沢、二ツ橋町(相鉄線より南側)
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https://www.seya-miyazawa.com/cont5/28.html
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