こんにちは。下和泉地域ケアプラザです。今回は「しもずく劇団」の活動をご紹介します。「しもずく劇団」は2021年5月に活動を開始したばかりの会です。
地域住民である劇団員が同じ地域の住民を観客にして、身近なできごとを朗読劇という手法で伝えます。今年度取り上げてきたテーマは「認知症」。これまで認知症サポーター養成講座、介護者のつどい、認知症カフェとのコラボレーションで発表の場を持ちました。
認知症カフェぽかぽかサロンについて説明するサロンのメンバー
朗読劇「自分であること―認知症を支える―」(作・演出 MTラボラトリー代表木暮寿子)は、この地域にお住まいの方からお話しを聴きとり、脚本化したものです。
メンバーのほとんどが演技初心者ですが、しっかりと表現しようと、練習を重ねました。
初めはなかなかメンバーが定まらず、職員がキャストをこなしたり、コロナ禍でマスク越しの表現を余儀なくされたり、また発表日が延期になったりする困難もありました。
しかし今年に入り、地域にお住まいの俳優経験者が加わると、プロの迫力に背中をおされて、メンバーの意欲と表現力がメキメキと向上していきました。
練習の様子は、タウンニュース泉区版(令和4年2月17日号)でも紹介されています。
<詳しくはこちら>https://www.townnews.co.jp/0107/2022/02/17/613176.html?msclkid=5fb0cbe3a8d811ec81a06950f3c3dc9e
下和泉地区 地域住民で朗読劇 認知症テーマに2月23日公演 | 泉区 | タウンニュース (townnews.co.jp)
仲間と一緒に、声を出したり、「どうやったら伝わるかな?」と考えたりすることは、身体の健康にも良い活動です。キャストの代役で練習に参加した私が実感したのは、「これは脳トレ」。セリフを言うタイミング、立ち位置、動き、もちろん感情も考えて表現するのは難しい〜!
でも、みんなで力を尽くしたあと、万雷の拍手をいただいた後の舞台袖のメンバーの様子は、さながら学生時代の文化祭のよう。とてもキラキラしていました。
また、補聴器をはずしてみたら、声が大きく出るようになった、と知らなかった自分を発見した方もいらっしゃいました。それぞれ自分や家族に事情を抱えながらも、補いあって共にひとつ物を創り上げる喜びを、地域の方に感じていただくことも、「誰もが安心して自分らしく暮らせる地域社会をみんなでつくりだす」ことにつながるのではないかな、と感じています。
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